看護師といえば、すぐに白衣の天使というイメージが浮かぶほど、女性が多い職場ですよね。しかし、最近では高齢患者さんの看護という仕事柄、体力も必要となってくるため男性の看護師の活躍も少しずつ目立つようになってきました。そこで、ここでは男性看護師の仕事内容や気になる年収について徹底分析してみましょう。
圧倒的に女性の多い看護師の職場ですが、最近では男性の看護師も少しずつ増えています。夜勤や残業、また看護などの男性の頼もしい体力が必要なことから需要が伸びているのでしょう。また、看護師という仕事自体が慢性的な人員不足のため、いつでも安定した求人があるのも、急成長の理由の一つとしてあげられます。厚生労働省の調べによれば、2002年に約20,000人だった男性の看護師も、現在では約63,000人以上になるなど 右肩上がりの人気度を見せているのです。雇用側の病院からしても、女性看護師のように出産や育児での離職率も少ないため、重要なポストも任せ易く期待の存在とされています。
実際に現場に立たないとわからないといわれる看護の現場ですが、その内容は多岐に渡ります。例えば、入浴介助に始まり、リハビリなど場面によっては男性の力がどうしても必要となるでしょう。しかし、特に女性患者を中心とした看護される側からは男性看護師に入浴や排泄などの介助をお願いすることに抵抗を感じる人も多く、生理的な問題で、まだまだ女性看護師の支持率が高いと言えます。女性看護師からは男性看護師の存在について、「患者さんの移動介助などで体力が必要な時は助かる」、「女性ばかりの職場に男性がいるだけでピリピリした緊張感がなくなり場が和む」など、支持されることが多く頼もしいと言う意見が多く寄せられています。そんな現状の中、女性看護師にモテるのでは?と思われがちですが、実際には男性看護師の仕事に対する熱意や、実力が伴わない限りは、もてはやされることはあっても、異性の対象として一目置かれることは少ないようです。職場では男性看護師以外でも、医師・薬剤師・作業療法士・理学療法士など専門職の男性スタッフも多いため、「男性看護師=モテる」という図は現場にいるかぎり、それほどでもないというところでしょう。
男性看護師の仕事は、女性看護師と同じように内容は激務です。勤務時間も夜勤に始まり急な患者の手当に当たるなど精神的にも体力的にも並みならないやる気とガッツが必要になるでしょう。気になる給与ですが平均年収はおよそ470万円と同年代の一般企業よりも高めです。特に体力のある男性は夜勤を担当させられることが多く、それに対する特別手当がつくなどさらなる収入が見込めます。また、男性看護師の場合、女性の看護師のように育児や出産で職場を離れることがないため転職を繰り返すこともなく、そのまま一つの病院で重要なポストに就くまで仕事を続ける人が多く見られ年収の大幅アップも夢ではないはずです。他に、一般業界の場合は不況のあおりでリストラされてしまうような状況下でも、男性看護師の場合は、仕事柄、不況を受けにくい職場のため就職難民になることもなく、収入が安定している職種と言えるでしょう。
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