看護師には一般看護師の他に、経験年数と看護知識、看護の実力によって得られる役職があります。
(1)看護部長(総看護師長)
看護師を取りまとめる看護師のトップで、医師とも対等に仕事ができる立場です。具体的には看護師の採用などの人事決定、病院内の他の部門との調整を行いながら看護部門の年間の目標や計画を作成、新人看護師の指導計画を作成といった業務をこなします。
(2)看護師長
看護部長や病院側と看護師たちとの間の調整をしながら看護師が働きやすい環境を作る為の業務改善、患者やその家族とトラブルがあった場合の対応、看護部長が立てた年間計画や目標に沿って具体的な勤務表を作成し、看護師の勤務時間や仕事の割り振り、体調を管理などが主な業務です。
(3)看護主任
看護師長のサポートをして、看護師と看護師長の間を調整する立場です。看護師長から伝えられた病院の取り組みや方針を看護師たちに伝える、看護師たちが働きやすいように業務を補佐する、看護師たちの要望を看護師長にあげるなどが主な業務で、看護部長や看護師長が立てた計画や目標を実際の現場で実現していきながら、看護師としての業務も行う管理職と看護師の中間のような立場です。
看護部長、看護師長、看護主任の年収は年齢や経験年数、病院によって異なりますが、一般看護師に比べて役職手当が付くので、年収で最低30万円以上、差が付くことが多いようです。看護部長(総看護師長)で600万円~1000万円、看護師長で毎月の役職手当が5,000~20,000円程度つき、450万円~650万円、看護主任で毎月の役職手当が5,000~10,000円程度つき400万円~550万円というのが平均的な年収で、年齢や勤続年数に応じて多くなっていきます。
看護師管理職になる為には、経験年数と看護の実力と知識が求められる為、日本看護協会では看護師の管理職になる為の専門的な研修を行っています。具体的に看護師管理職となる為には、現在働いている病院で勤続実績を、看護実績を積みポストに空きが出るのを待ち昇進する方法、現在までの実績を認めて他の病院から声をかけられる方法がありますが、どちらもポストに空きが出るまで、声をかけられるまで待つという消極的な方法です。積極的に管理職として働きたい場合には、看護師転職サイトに登録しておき、一般には公開求人されない非公開求人情報を知らせてもらいましょう。
看護師の管理職のポストは常に空いているものではない為、看護師管理職を目指したい場合には、情報量が多いことが大きな助けになります。日々の仕事をこなしながら、個人で情報を集めるのは大変なことなので、看護師転職サイトに登録を利用して、効率よく管理職のポストを見つけましょう。
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