看護師は患者の世話をする事が多い仕事なので、患者と密着する作業がほとんどです。その為、男性患者からセクハラをされたことのある看護師は少なくありません。胸やお尻を触られた、手を握られた、抱き着かれた、エッチな言葉を投げかけてくるというようなケースが多いようですが、スマホで盗撮されたというような犯罪行為になるようなケースもあります。
セクハラされやすい看護師さんは、我慢強い看護師さんです。体に触っても笑っている、抗議してこないようなタイプは、セクハラをしても大丈夫だなと思わせてしまうからです。看護師の側からすると、触られて嬉しいから笑っているわけでも、腹が立たないから抗議しないわけでもなく、相手が患者であり、仕事上のことだから我慢しなくてはと考えているからなのですが、そこを相手に付け込まれてしまうのです。おめでたい人であれば、自分に触られるのが嫌じゃないんだなと思いこんでしまう場合もあります。
セクハラを受けたときには、その場ではっきりとそのような行為を止めるように伝えましょう。ただし、大きい声を出したり触られた瞬間に悲鳴を上げたりすると、他の患者さんにも聞こえてしまい、セクハラをしたことが周囲に伝わってしまうので、セクハラをした患者の立場を守る為に冷静に落ち着いて伝えることが大切です。触られたことで動揺したり恥ずかしがったりすると相手を楽しませてしまうことになりますので、事務的に伝えることがポイントです。注意してもセクハラが続く場合は上司に相談し、師長や医師、又は男性看護師から注意してもらうことで、効果が出ることもあります。それでも効果が出ない場合は、師長に再度相談し、強制退院など病院側から対応してもらうようにしましょう。
看護師の仕事は忙しく精神的な重圧も大きいので、常に心と身体に大きなストレスを溜めこんでいる人が多いのですが、そこに更に患者からのセクハラが加わると、ストレスは増大し、我慢し続けるとうつ病などを発症する原因になってしまう恐れがあります。セクハラ被害を受けた際には、我慢せず毅然とした態度で患者に対応することも大切ですが、一人で悩みを抱え込まないこと、同僚や上司に相談することが大切です。直接の上司がすぐに対応してくれない場合は、看護部長などその上の上司に相談してみましょう。
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