骨盤ケアとは、女性の身体を良い状態に保つことに大きく影響する骨盤を矯正するケアのことで、脚のむくみ、冷え性、生理痛などの改善や、ダイエットに効果があります。特に妊娠中や産後には骨盤が歪んでしまいがちです。骨盤ケアをすることで骨盤を正常な位置に保つことが安産に繋がり、産後の身体の不調を予防することに繋がります。
骨盤の内部には骨盤底筋群という筋肉があり、通常は子宮や卵巣、膀胱などを支えている為、腰痛、尿漏れ、生理痛などの症状が起こらないのですが、妊娠によってホルモンバランスが乱れることによって骨盤が緩む、胎児が子宮にいることで靭帯が引っ張られて骨盤底筋群が緩む、運動不足によって血流が悪くなり、老廃物が体外に排出されなくなるなどの理由から、通常起らないような不快な症状が発症してしまいますので、それらの妊娠によっておこった症状を改善することができるということが骨盤ケアの大きなメリットです。
骨盤ケアのデメリットは、妊娠中も出産後も、骨盤ケアをするべき時期としてはいけない時期がありますので、適切な時期に、正しい方法で行わないと効果が得られず、かえって状態を悪くしてしまう恐れがあること、数回の骨盤ケアでは効果が出ないので、継続する必要があることなどです。
骨盤ケアの認定試験を行っている団体はいくつかあり、団体ごとに規約は違いますが、助産師や看護師を対象とした骨盤ケアの予防や改善、良い姿勢の保ち方などのついての理論と実践の講習を受け認定試験に合格すると資格がもらえるような仕組みになっています。
≪骨盤ケアの認定資格の為の講習を行っている団体≫
助産師さんは、産科のある病院やクリニックに勤務されていらっしゃる方がほとんどだと思いますが、病院やクリニックの中には骨盤ケアの教室を開催しているところもあります。
そのような職場では骨盤ケアの認定資格を持っている助産師は歓迎されますし、ここ数年は骨盤ケアへの注目が高まっていますので、まだ骨盤ケアを取りいれていない病院やクリニックでも取り入れることを検討している場合もありますので、骨盤ケアの資格を活かせる職場は増えつつあります。
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